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2017 パシフィコ横浜 【Plastic】 things 【Tree】 songsの覚書 第一幕 

もうすぐ(2018.7.3現在)二回目のプラフィコ横浜ですね。

春ツアーから随分空くなあとしょんぼりしていたら気が付けば今週末って…

月日の流れる速さに恐れ戦くしかない

 

今年は去年*1とはアルバムが違うので、

約一年前に参戦した20周年樹念特別公演inパシフィコ横浜のライブレポという名の回想を書こうかと思います。

 

当時、簡単なメモにも残していなかったうえに、そもそもPlastic Treeどころかライブ自体が三年ぶりという体たらくだったため、

その反省も兼ねた記憶の掘り起こしと備忘録ですので、レポですらないかもですが良ければ何かの参考までに。

doorAdoreは初回A・B所持のため映像は手元にありますが、あくまでそれを見直す前の、当時そのままの感想になります。

前置きが長くなりました。以下からセットリスト及び簡易レポです。

 

第一幕 【Plastic] things /1997-2006

セットリスト
  1. Intro
  2. May Day
  3. リセット
  4. 絶望の丘
  5. 幻燈機械
  6. 「ぬけがら」
  7. 本当の嘘
  8. monophobia
  9. クリーム
  10. 3月5日。
  11. サーカス
  12. 理科室
  13. グライダー
  14. ガーベラ
  15. 散リユク僕ラ
  16. 蒼い鳥

 

感想

 

初めてパシフィコ横浜に行ったのですが、大きい会場だな、と。

プラのホールライブはそれこそ武道館も含めて何度も見たことがありましたが、それでも久々なこともあって座席数の多さに驚いたのを覚えています。

席は1階でしたが、チケットを取ったのが遅かったので後ろの方でした*2

 

どれくらい押したのかは覚えていませんが、ほとんど時間通りだったかと(というかプラさんの場合10分程度なら誤差の範囲ですね…)

まずIntroから始まりましたが、映像があまりにも当時の竜太朗さんで、最初は昔の映像を使っているのかと思いました。

しかしそれにしてはどうも科白(?)が違う気がするし何よりも長い。どうやら再録のようで。ライブでIntroを聞くこと自体初めてでしたが、あの広い会場を壊れて歪なメロディがあの長さを流れるのはものすごく不安になります。

不安というかめちゃくちゃ怖い。そういえば、昔はこのアルバムが怖くて聞けなかったんだよな、ということを思い出したり、これが最新映像なら竜太朗さん変わらなすぎでしょう、とかそんなことを考えているうちに終了してからのMay Day。

ライブもさることながら、この曲を生で聞くのもめちゃくちゃ久しぶりでテンションが上がりました。

いやあ、かっこいい曲だなと思いつつも、まだライブの感じを手探りで思い出そうしているためノリきれず。もったいなかったなあ。

流れるようにリセット。この流れ、当時のキラーチューンだったんだろうなぁと思わずにいられない。こんなんずるいやん、盛り上がらんわけないでしょ。

リセットを前半に聞くのは初めてでした。できることなら狭いライブハウスでこの流れを体感したかった。

 

で。

ええと、そのあとは割と覚えていなくて…

DVDは見たのでどんなライブだったのかは思い出したんですが、当時あの演奏を見ながら何を感じたかとか、MCどんなだったかとか、それが全くと言っていいくらいきれいさっぱりでして…

もしこの文章が何かの参考になるなら一番書かなきゃならんことが抜け落ちてて、ほんと、アホかと。

とりあえずぼんやり覚えていることを箇条書きで

・3月5日。「ぬけがら」は静→動の振れ幅が本当に凄い。サビの魂の叫びみたいな強さはただ棒立ちで聞くしかなかった

・クリームは景気がいい曲

 こればっかりは、どの会場でどんなアレンジで聞いても満足するし楽しくなる曲。景気がいいという形容詞しか思いつかない。

・サーカスがやばい(やばい)

・ケンケンさんのMCがナイス

 久しぶりに聞いたのに、相変わらずの九州弁で誠実にしゃべる感じなんだな、と。もう加入して8年(当時)経つのにあの擦れなさ(とそう感じさせる様)は一体どうしたことか。

 

総括

ライブでフルで聞いて思ったのが、改めてPuppetShowはポテンシャルがすごいということでした。

多分、このアルバムはどのタイミングでファンになった人でも共有できるほとんど唯一のアルバムなんじゃないかなあと思います。

それくらいどの曲もライブでよく演奏されるし、歴史が長い。

もしかしたら最近の海月さんの中にはmonophobiaとか本当の嘘*3とかはライブで聞いたことがないって人もいるのかもしれませんが、

それでも絶対に何曲かは本編なりアンコールなりで聞いたことがあるアルバムじゃないかと。

それくらいファンもメンバーも特別大切にしているアルバムなんじゃないかな、と思った次第です。

色んなアレンジや演出にも耐えうるくらいポテンシャルがあって、なおかつ今に続くプラらしさが全面に出ているのを実感したライブでした。

アンコールのトロイメライも最&高でした*4が、さすがに1位になっただけあってPuppetShow全曲はすさまじかったです。まさにサーカス的なアングラのエンタメ、ここに極まれりという感じで。

その象徴みたいなのがサーカスという曲じゃないかなあ、と思いました。

この曲は昔よりも最近好きになった、というよりこのライブがきっかけで良さを再確認するのと同時にもっと好きになったという思い出があります。それくらい秀逸な演奏でした。

原曲自体がかなり情景的なエンタメ性のある曲なのですが、

それこそこの日の演奏はどっかに連れていかれたようなトリップ感があって、そういう体験ができたらその日のライブはおつりが出るくらい大満足なのですが、ほんとメンバーに金一封を包みたい、そんな感じの出来栄えでした。

狭い部屋にいたはずが、気が付けば広場でサーカスの集団に巻き込まれていて、多幸感のうちに突然突き放されるように夢が覚めて、寂しい広場で一人きりで立ち尽くしている。

頭の半分ではライブを、もう半分でそういう映像を眺めているようなものすごく不思議な体験*5をしたわけですが

そうなったのは演奏・演出の凄まじさやあの日の自分のテンション、それに加えて曲の持っている力がそうさせたんだろうなぁと今にして思ったり。

 

第一幕のMCで印象に残っているのはケンケンさんでした。

「元々のアレンジに忠実に叩こうとしっかり覚えていったら、もっと自分を出していいと(メンバーから)言われた」的なことをおっしゃってましたが(曖昧で申し訳ない)ほんと、誠実という言葉が似合う方だなあとしみじみ感じました。

捌けるときの「隆さん、俺はやりましたよ!」の一言で一層そう思いました。

 

ていうか、もし今年のやつも初回盤形式でDVDが出るならMCの収録も頼む…

こればっかりは尺やら事情やらあるんでしょうが、なんかこういう節目のときは曲以外の思い出は胸にって感じじゃなくて記録として残しておいてほしい。

単にメンバーMCが好きなのもあるんですが。

 

というわけで次は第二幕です。

分けるほどでもない情報量ですが、記憶を掘り起こしつつ書いているので思ったよりも時間が…

 

 

 

*1:2017年は前半Puppet Show、後半ネガとポジ

*2:私よりはまだ誠実に海月をやっていた妹が、中野サンプラザのライブが見たいというだけでものすごく久しぶりに念力ツアーファイナルに参戦し、そこでプラフィコのことを知って誘ってくれたのですが、まさか妹も私もその後二人してこれほど再燃するとは思わなかったのであった。まる

*3:あまりやってないイメージがあるんですがどうなんでしょう

*4:個人的でアレですが、吉村の中でトップ3に入るくらい好きなので

*5:同じようなのはそのあとの第二幕のアンドロメタモルフォーゼでも体験しましたが、そっちのほうは第二幕の感想で書こうと思います